
IT農業支援ツール SASTの開発
2021年春、稲の育苗を行っているビニールハウスにてSAST(SEM-IT Agriculture Support Tools)の試用を行いました。
SASTとは
SEM-ITが独自開発をした、ITを使って農作業を支援ツールです。

ビニールハウスでの温度管理の様子。
地面の熱や直射日光の影響を受けないよう、写真中央のプラスチック容器内にSASTを設置しました。

ビニールハウスの温度管理に
SASTが常に気温を測定、記録します。
一定の温度を上回った時、下回った時にLINEで通知をすることで、適切なタイミングでビニールハウスの状態確認や温度調整を行うことができました。
また、温度変化をデータとして残すことで翌年以降の作業に活かすことができると思います。

今年は自宅を含めて3カ所で運用をし、便利な点や改善が必要な点などわかりました。
もっと扱いやすく安価にすべく、改善していきます。
ご興味のある方はぜひご連絡ください。
Ver. 3.1 中距離通信と自律稼働
Private LoRaを利用し農場と自宅を概ね2km程度であれば通信可能となるVer.3を2022年に開発しました。
2025年は農場側のノード機をコンパクトに集約、自立稼働型として改良しています(開発中)。
センサーの設定、通知情報先の設定をGoogleを利用してクラウド化、利用したいセンサーをクラウド上からON/OFFできるため、現地での設定が不要となりました。
2024年3月にサービス終了となるLINE Notifyから、Discordに通知アプリも変更済です。


自宅側のゲートウェイ
7インチモニタ一体型、単体型の2種類を提供。単体型の場合は別のモニタやスマートフォンにて温度の確認が可能。

圃場設置のノード
小型の屋外ボックスで稼働。UPS内蔵タイプで太陽光による日中自立稼働が可能です(7時〜16時の間)
電源が引き込める場合は、UPSを不要としてさらにコストダウ ンも可能です。

NODEの内部
Raspberry Pi Zero を利用し低電力を実現しています。通信モジュールも送信時以外はスリープし省電力に寄与します。
センサーとの通信が悪い場合は、別途Bluetoothアンテナを装備して15m程度まで距離と通信安定度を改善します。